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となりのアイツ AN

第92章 ただいまの後で7 かずくん



そうこうするうちに
足音は 俺の部屋の前でちょっと立ち止まったみたいで

“ もしかして俺たちの事に気づいたんじゃ・・・ ”

なんて、
そんな事あるわけないのに 心臓がバクバクする

もしもいきなりドアを開けられたらどうしよう、
と 思ったけど
幸い そんな事にはならず
代わりに 小さなノックが聞こえた


「和、もう寝ちゃった?」


起きてるのがバレたらヤバい、と
両手でしっかり口を塞ぎ
息も止めて 全身を完全停止に努める




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