
催眠術 SO & AN
第17章 催眠術は必要ないから8 雅紀
「ニーノーーー!ごめーん!さっきの嘘だから!俺は、ニノだけが好きだよーーーー!」
尚も叫ぶと 今度は違った意味で周りの空気が「マジかっ」ってなった
ニノも横断歩道の真ん中辺りで 目をまん丸にしてこっちを見てる
「ニーノーーーーー!俺を信じてーーーーー!大好きだよーーーーー!」
色んなことがそろそろ限界
俺だって恥ずかしくて堪らないし
周りの人だかりも信じられない程膨れ上がって来てる
だけどここでニノを行かせちゃったら もっと大変なことになるって
俺は知ってるから
これくらいのことに負けないぞ!
