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催眠術 SO & AN

第22章 催眠術は必要ないから13 ニノ


13-1

「ニノは俺の事が大好きです。そして俺とキスする度にスイッチが入って もっとどんどん好きになっていきます。それで 俺に対してはもっとまっすぐ愛を伝えるし、俺の居ないとこでも 相葉君大好き、カッコいい、って ばんばん自慢するのが止まらなくなります。」


頭の隅では 「何言ってんだ?コイツ」って思ってるんだよ
でも そんな冷静な俺は 隅の方で小さくなってて
脳内メーカーでいったら 頭の大部分は“相葉愛”で一杯


“キスするたびにもっとどんどん好きになる
“もっとまっすぐ愛を伝える”


そんなフレーズが頭の中をもやーんって泳いでる
水槽の中を水風船がぷかーんって移動してるみたいに

ゆっくりと、でも、壁にぶつかる度にそれは大きくなっていき
そのうちに頭の中がそのフレーズで一杯になった


その時


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