
催眠術 SO & AN
第24章 催眠術なんて信じてないけど1 翔
「何にやにやしてんだよ、どうせ翔君はオイラの事バカにしてんだろ」」
「俺がそんなことする筈ないでしょ?・・・ねぇ、ゆっくり話したいから 今日時間取ってくれないかな」
「・・・今日は忙しいから無理」
「何か予定あるの?」
「と、友達と約束あんだよ」
「誰と?」
「誰だっていいだろ、翔君には関係ない」
「関係ない・・・」
「そう、関係ないの。だからもうオイラの事は放っておいてよ」
「・・・・・・」
その一言であえなく撃沈してしまった俺
首が折れたのかと思う程 がっくり項垂れ、
その後は 誰が話しかけても返事も出来ない ただの屍と化したのだった
