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催眠術 SO & AN

第9章 催眠術なんかにかかる筈無い9 翔


9-1

「いらっしゃい・・・お疲れ様」


そう行って迎えてくれた 智くんの控えめな笑顔が
何だか寂しそうで、

愛しくてたまらなくなり 
思わず抱きしめようとしてしまった俺は
本気で性犯罪者予備軍かも


これは寂しそう、じゃなくて迷惑そう、っていう解釈が
正解なんだ、きっと



「あがって・・・コーヒーでいい?」

って聞いてくれる智くんを制して

「すぐ帰るから、ここでいいよ・・・」

と玄関ドアも開け放したままにした




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