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彼女と妹

第8章 綾子と先生(その1)


「熱も無さそうだし、扁桃腺も特に腫れてはいないようだ。でも…」

「? でも、なんですか?」

「サボリではなさそうだな。いいよ、ここにいさせてやる」

「ひどーーい。私サボったりしません」

「あははは、わかったわかった」

先生はベッドの傍に椅子を移動させると、そこに座って私の顔をじーーっと見つめてきた。

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