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彼女と妹

第9章 妹(その4)


七海はまだ俺がいいとも悪いとも言ってないのに、俺のベッドに近づいてきた。


小学校の頃、七海はよく怖い夢を見ると、こうして俺のベッドにもぐり込んできた。


よしよしって、抱いてやると、安心したようにすぐに寝息を立てていた七海。


お風呂もそうだった。


一人で入るのが怖いからと、俺が入ったのを狙って、一緒に入ってくる。


仕方がないなぁって、体を洗うのを手伝ってやることもよくあった。


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