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彼女と妹

第12章 綾子と先生(その3)


先に口を開いたのは一馬さんの方だった。


「手相占い…」


「はい?」


「手相で占いしてあげようか?」


「……」


どういう反応したらいいか…


「ほら、ちょっとした時間潰しだよ」


「あ、はい…」


「じゃあ、仕事・健康・恋愛、どれがいい?」

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