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彼女と妹

第12章 綾子と先生(その3)



「あの……、……恋愛…で」


「じゃあ、左手出して、掌を上に向けて顎の高さに持ってきて」


私は左手を開いて顎の高さあたりに持ってきた。


「こう…ですか?」


二人が向かい合ったちょうど真ん中に私の掌が位置する。


すると一馬さんは、ペンダントみたいなものを取り出して、私の掌の上で、ゆらゆら振り始めた。


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