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彼女と妹

第15章 彼女(その4)


俺の部屋を覗き始めてから濡れた量じゃない。


おそらくリビングの俺たちの行為から覗いていたんだろう。


いや、リビングでやる俺たちの方が変で、それを覗くという表現の方が間違っている。


そんなこたぁどうでもいい。


「ほら、お兄ちゃんの腕、しっかり捉まえててね。そのまま座って」


「綾子、いい加減にぅああああっ」

グニュグニュグニュグニュ


「隼人は黙ってて! 私は七海ちゃんと話したいの!」

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