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彼女と妹

第15章 彼女(その4)


「犯……綾子が七海を部屋に入れたんだろ?」


「ニャハ」


「ニャハじゃない!」


「大丈夫」


「何が大丈夫だよ」


結局、俺たちはこのあとエッチするでもなく、健全なDVDを見たり、音楽を聴いたり。


だらだらと適当な、いや普通の清清しい高校生の時間を過ごした。


俺は七海の少し怯えたような眼だけが気になっていた。

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