テキストサイズ

彼女と妹

第3章 妹(その2)


おにいちゃん?


七海が猫撫で声で近づいてくる。

「お兄様と呼べ!」

「手に入れてほしいものがあるの」

「は?」

「大事なものなの」

「コンドームか?」

「バッ、バッカじゃないの? 勉強に必要なものだよ」

七海の表情から、コンドームが何に使われるものか、知っているようだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ