テキストサイズ

彼女と妹

第17章 綾子と先生(その6)


「うるさい!」


「あっ、やん…」


私はさっきと同様、出ないで無視するつもりだったのに、理事長は私から離れた。

そして、私の鞄から鳴り続けている携帯を取り出した。


「やっ、やめて!」


「出ろ!」


そう言って、理事長は携帯を開いて私の横に投げつけた。


「……」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ