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彼女と妹

第18章 彼女(その5)


「たぶん違うと思う…」


「いいから!」


俺は美奈子に引っ張られるようにして保健室までやってきた。


「せんせいー、綾子来てますかぁ?」


美奈子は躊躇することなく保健室へ入っていった。


俺も後に続いて入った。


「藤崎か? 来てないぞ。何をそんなに慌ててるんだ?」


癒し系の先生って聞いてたが、一瞬鋭い眼をした。

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