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彼女と妹

第5章 妹(その3)


七海は部活の朝練・夜練で忙しい毎日だ。

俺が塾から帰ってくると、よくそのままリビングでうつ伏せになっている。

倒れているのかと思ってしまうような風景だ。

きっと本当に倒れていても誰も信じてくれないだろう。

床によだれまで垂らしてるし。

もうすっかり見慣れてしまった。

「おい、邪魔だ、どけ」

「…フガ…」

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