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想うこと。

第2章 第1章


『大丈夫ですか?
もうちょっとだけ頑張って歩いてくださいね』

『うへへ…へへぇ』


海東君に支えられながら、なんとかタクシーまで乗れた。


『立花さん、お家どこですか?
言えますか?』


あの時の私はもう夢心地で答えられなかった。


『このままだと、俺の家連れてっちゃいますけど
いいんですかー?』


頑張って呼びかけてくれる海東君だけど
私はすやすやと眠りの世界にいっていた。



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