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POISON TEACHER

第7章 女はブスになんなきゃ、女じゃねえ!!




溝坂大輝が現れた。

そして、後ろには
理恵がいる。


尚美は、理恵を見つめ、怒りを露にした。



『あんたのせいよ!
あんたが、政夫に関わるから……』


理恵の胸ぐらを掴んだ。






グッ……!



今度は、理恵が尚美の胸ぐらを掴み…
『自分のことを棚にあげて…
上手く行かなかったら、
人のせいにしないでよ!!


そんなの…、


ただの自己満足よ…!』


理恵は尚美をはたき落とした。



『あんたに何がわかるの…!?


去年、元カレに
素っぴん姿を見たとたん、
『ブス!』って言われ別れさせられたわ!?


だから、今度は
化粧でブサイクな顔を綺麗にして
ずっと保ってきた。


男ってしょせん
見た目で判断する単細胞よ……!』



溝坂はバケツを持ってきて、尚美に




バシャッ……!



と、水をかけた。
化粧が落ちていった。




『そんな考えだからずっと男に逃げられんだよ!?



お前は、ビビって逃げてるだけだ!』



尚美は膝をついた。
理恵は尚美に近づき、腰を落とした。



『あなたの気持ちは痛いほど分かるわ…

私も、英太と別れるのが怖くて
一方的な束縛をしてきた。
でも溝坂先生のおかげで
本当の愛を教えてくれたの!!』



尚美は涙を流した。


『尚美…!』


政夫が屋上に現れた。英太たちと共に、


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