テキストサイズ

POISON TEACHER

第7章 女はブスになんなきゃ、女じゃねえ!!


『政夫…!』


震えながら、
政夫は尚美をそっと抱きしめた。


『さっきは、
お前のためとはいえ
ちょっと言い過ぎた


尚美…、
飾り気のない心と顔が1番似合ってるよ!!』



『……!
バカっ!


…バカっ!



ーーっ、バカーーーっ!!!』

尚美の泣き叫びは


空に…、


天に鳴り響いた。



溝坂はそれにのっかり、


『さっきの台詞
身に染みたぜーーーっ!!!』


輪唱のごとく鳴り響き、
曇りだった天気に
日差しが入り込み



政夫と尚美を照らした。


二人を祝福したかのようだった





ストーリーメニュー

TOPTOPへ