
POISON TEACHER
第8章 お金で買える愛は愛なんかじゃなくて汚い欲望だ!!
街を通り、桜庭門外という
桜庭高校の生徒の間では、
遊び天国の街道として有名な場所
愛実はここで遊びたくなった様子だった。
『ねぇ、買い物したいけど
付き合ってくれない?』
愛実は明らかに媚びた態度を丸出しにしていた。
だがタカシは恋愛経験がないのか、
そういうのに鈍感で
『うん、いいよ』
と、うなずいた。
まずは、服屋へ、訪れた。
メンズ系統からレディース系統まで
あらゆる服の品が揃っている。
まずは愛実は女物の服を見に行った。
『あぁ!!
このワンピース可愛いなぁ!!
ねぇ、ほしいほしい。!!』
タカシにおねだりをしてきた。
『だったら、買えばいいじゃんか。』
『もうわかってないわね。
こういうのは男の子が、おごるのよ。』
愛実はおごって当然な態度をした。
『でも…』
タカシは困惑したが
『分かった!!
じゃ割り勘で…』
『ホント信じられない。
何で割り勘なのよ!!
女の子にそんなことするなんて、』
愛実は強気な態度を見せたが、
タカシはちっとも動揺しなかった。
『だって、お金あんまりないし、
それにあゆみと一緒に何か買った時は、
いつも割り勘だったしね。』
愛実はシュンとなり、
仕方なく
『分かったわ。
それなら仕方ないわね。』
お金を半分だした。
ワンピースを、買い、
購入した。
