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POISON TEACHER

第10章 親なんかしょせん他人同然な存在なんだよ!!

あゆみたちは様子を見に行くと
麗奈と拓真たちがケンカをしていて、


麗奈は、黙って教室を出ていった。



英太は、拓真に尋ねた。


『お前ら何ケンカをしてんだよ』

『あぁ、溝坂が例の作文のことで
もめてたんだよ。』



『それは、どういう事なの?』

あゆみは、拓真に尋ねた。

『それがわからねえから
ケンカになったんだよ!

聞こうとしても答えようとしねえから
ついカッってなって……』


『麗奈のお母さん、有名なファッションデザイナーでいい人そうなのに、
どうしてなのかしら、
お父さんも有名なベンチャー企業の社長さんだし。』



『バカ!!有名だからって、
親としていいとは限らねえんだよ!!

大体麗奈は、親が忙しくて
いつもさみしいらしいし、
家の話相手は常に召しつかいなんだぞ!』


拓真の発言で皆暗い空気に満ちていた。

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