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POISON TEACHER

第10章 親なんかしょせん他人同然な存在なんだよ!!


放課後、あゆみたちは
拓真と一緒に作文のテーマ
について話し合った。


『麗奈ちゃんの両親いい仕事してるから
羨ましいって思ったけど、
そうじゃなかったんだ。

私なんか、パパが、リストラされてから
毎日家でゴロゴロしてて、
働こうとしないのよ。
お金かんか
ママのパートと、お父さんの失業保険でなんとかなってるんだけど』


愛実は、家庭の状況を語った。


『分かるぜ!
俺なんか貧乏なのに
親父は趣味の釣りで新しいルアー買って、それでお袋と毎日ケンカばっか!!』

タカシは両親の文句をつぶやいた。

『私は、お父さんは、単身赴任で海外に出張!!
お母さんなんか毎日パチンコばっかり

でも小学校のときは、
化粧して参観日に来てくれた時は嬉しかったなあ。』


あゆみは、作文のどんな内容を書くのか
決まった、

そして、拓真も


『俺も俺も!!
溝坂が来てから、お袋が俺のために
育ててくれた事に気づかせてくれたからな。
それに、お袋も休みとれて
参観日来るから、
作文仕上げるぞ!!』



こうして、作文の内容はみんな
だんだんと決まっていきった。


みんなは、各家に帰り、
作文を書き始めた。

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