POISON TEACHER
第10章 親なんかしょせん他人同然な存在なんだよ!!
麗奈と拓真は席が隣合わせで
気まずい空気で互いに黙りっ放しだった。
すると、拓真のお母さんが拓真のところに来て
『拓真!!』
化粧は派手だが
服装はきちんとした
黒のワンピースのだった。
『麗奈ちゃん。
色々大変だけど、先生はあなたを何とかするって言っててね。
あっ、うっかり話を滑らせた。
とにかく拓真があなたを、何とかするお手伝いしてあげるっていよったからね。』
麗奈は、戸惑ったが
溝坂が現れ、
『お前せっかく
破ったから、新しい原稿用紙をあげたのによ、出来てねえじゃねえか。
んま、仮にできたとしても
俺の書いた原稿用紙のシナリオ読めばいいんだけどな』
と、溝坂が書いた原稿用紙をわたした。
麗奈は見た途端
興ざめした。