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POISON TEACHER

第2章 恋の行き先は一方通行

『ねぇ、溝坂先生に相談してみない?』
あゆみはそういった。

だが二人は
嫌な顔のオーラを出していて、
溝坂に相談しようとしない。


するとカナは、


『だってあの溝坂
結構辛口なことを言うし、噂は全校に広まって、嫌われてるらしいよ。
あんな口先だけの先生に信用なんか出来ないよ』


『それに、僕は一年の時、女子に話かけられて、応じたのがいけないんだし…、』

英太は弱気な発言を吐いた。


これは、無理もない。
元々彼は、顔も女子にモテる顔で、頭もいいので、
よく女子に丁寧に対応し勉強を教えていたのだ。


理恵はそれが気に入らなかったため
しょっちゅう喧嘩をしていた。

だが二年生でクラスが別々になり、
彼女は不安から嫉妬心が膨れ上がり
エスカレートしていた。

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