テキストサイズ

POISON TEACHER

第2章 恋の行き先は一方通行

『たとえ、別れたとしても、
電話やメールがしつこくなるし…、』


『確かに、あの子恋愛依存激しかったわ。

中学の元カレのときなんか
理恵相当しつこくかった。』


ブルル……、


ブルル……、


英太のケータイが鳴った。
相手はもちろん、
向井理恵だった。


英太は、震えながら電話にでた。


『も…、もしもし……、』


英太は怖じ気ついた声で話した。




『半径一キロ以内に近づかないでって言ったでしょ!

もう耐えられない!!あたし以外と話しないでよ!』


あゆみ達は、
理恵の重い束縛にかなりドン引き、怖くなってきた。



同時に、彼女の醜さに哀れな気持ちになった。



英太も、身体が固まったかのように黙ったままだった。


すると、彼女の様子が変になった。


『な……、


何すんのよ!!』


ストーリーメニュー

TOPTOPへ