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POISON TEACHER

第14章 どんなにバカな親でも、選ぶことなんかできないんだよ


拓真と麗奈だった。



『俺は、苦しかったんだ!!
あの時学校の皆が俺の母さんの悪口や噂に耐えられなかった…………



あの時お前があんなこと言うから
俺は一番傷ついて、怒ったんだ!!




でも、溝坂先生のおかげで、
今もこうやって幸せな学園生活を
過ごしてる。』




拓真は、麗奈と付き合ってから
とても悩んでいた。



麗奈も大切だが、つぐみも大事であった。



どう接していいのかわからず
黙ってしまい、
そして、つぐみの素っ気ない態度に
ショックを受け、
罪悪感を感じていた。



つぐみはようやく
自分は誤解していたことに気づき
拓真に謝った。



『拓真………!!!!




ホントにゴメン!!』




つぐみは初めて素直になり、
精一杯気持ちを込めて謝った。



拓真は、つぐみのホントの気持ちが
伝わり、



『つぐみ、お前はもう………



一人ぼっちじゃないよ!!』




そばにいた麗奈も、
涙を涙を流しながら、


『私もあなたの味方になる!!』



そして、あゆみ、タカシ、英太、理恵、
カナ、愛実が屋上に飛び出し。



『……私たちもよ!!』


と、口を一斉に揃えて叫んだ。





つぐみは嬉しくて、涙を流し、
泣き崩れ、



そして、泣き叫んだ……………!!!!

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