
POISON TEACHER
第14章 どんなにバカな親でも、選ぶことなんかできないんだよ
拓真はケータイを掛けた。
掛けた相手は、拓真のお母さんだった。
『もしもしお袋!!
…………、OK !!
溝坂先生も連れてくよ!!』
拓真はケータイの通話を切り、
喜んだ顔をした、
『つぐみ………………
いいニュースだ!!
お前のお袋さんの居場所
突き止めた!!
金を奪い返すチャンスが来たんだ!!』
つぐみは不安になり、
その場所に踏み込むことを拒もうとしたが、
『つぐみ…………、
葬式以来行方をくらましてた
お前のお袋さん、
俺のお袋たちが、お前のために協力して突き止めたんだ!!』
つぐみは決着をつけるため
母親のところへ行く決心をした!!
