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POISON TEACHER

第4章 平面だけの世界は1番つまらない

GW明けのホームルームが始まる。


溝坂は出席の確認をした。


『ん?なんだよ
三人も欠席かよ!
GW明けだからって
学校サボってんじゃねえよ。』


と、軽く本音を吐く


だが4組の生徒たちは浮かない顔をした。


溝坂は最初は5月病だから仕方ないと
考えていたが



………一週間が経過した。


『どうなってんだよ!!
学校来ねぇニート野郎どもが!?』


さすがに5月病レベルを越え
一週間ずっと欠席
それだけでなく
欠席する生徒が増えた。


職員の先生が来た。

化学担当の片石賢吾である。


『先生保護者からクレームの電話が!?』


職員室に入り
電話に出るが……


『もしもし!?
うちの子が学校行きたくないっていってるんですよ!
聞いてもなかなかはなしてくれないし
先生あなたのせいですよね!?』


すると溝坂は保護者に対して

『学校来ない理由も聞かないで私のせいにしないでください。
ちょっと困ったからって学校のせいにしてんじゃねえよ!!』


電話をブチッと切った。



周囲の教職員は驚きの空気に包まれた。

(溝坂の奴
生徒だけでなく
保護者にまで……)

(保護者が面倒だからって
あんなことを言うとかないわよ。)


(でもまぁ、
私達も本音を言えば保護者も子供になにかあったら学校のせいにするからたまんないわ。)


(何で溝坂の味方になってんだよ)


(まぁあんなこと言ったら、クビでしよ)

陰口がヒソヒソと聞こえた。


溝坂は教職員たちからすでに嫌われていた


溝坂の毒舌発言から生徒や保護者から苦情が殺到してきたからだ。


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