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『……………』


知恵は思わずウルッとした。

『お前のことは
あゆみ、タカシ、麗奈、拓真から
よく聞いたよ…………、


あゆみとタカシは
一年生の時、
麗香たちからパシられてたとき
財布を家に忘れて困ってたとき
お金を貸してくれた。


拓真と麗奈は
去年付き合ったとき
悪い噂に悩まされたとき、
『そんなの気にしなければいいのよ』
って、元気付けてくれた!!』




知恵は思い出していた。
ハッとした。



『た…………、

たったそんなことで？』




『お前にとってはちっぽけでも

あいつらにとって凄く感謝してんだ!!』



知恵は涙を大きく流した。


『私っ……、



学校に行きたいっ!!』