POISON TEACHER
第25章 神や仏にすがるな、自分の足で前に進んで行けっ!!
『おいっ、答えろっ!!
何で銃持ってることを話さなかった?』
筧の怒りは既にぶちギレ寸前
だった。
あかねも強気な態度が
さすがに、できないほどであった。
『えっ、?
だって、ホントに知らなかったん
だよ!!
ウソは言ってないわよ
ホントのことよ!!』
あかねは強く、知らないと言うことを
強く訴えた。
筧は、申し訳ない目で、
あかねを見つめた。
『疑って悪かったよ………、
そりゃそうだよな
仮に知っていたとしても
俺たちを嫌われてもいいから
冷たく寺から追い出そうと
してたんだろうからな………』
あかねは、筧の誠意ある謝りに、
思わず見とれ、ドキドキした。
そして、さっきのように、
冷たい態度をとることはなくなり、
むしろ甘えるような感じになることが
増えてきた。
筧に寄り添うことが増えた。
『私、こう見えても
オバケとかそういうの苦手なの……、
私、以外に我慢ばっかして、
強がってばかりだったの………
怖いくせにあなたに頼ることが
できなかったけど、
あなたを見直したわ、』
『前の態度は一体何だったんだ?
俺のどこが気に入らなかったんだ!』
あかねはゆっくりと答えた。
『アイツにそっくりで
ムカついたからよ………!!!』