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POISON TEACHER

第27章 もし高校野球の監督に毒舌教師がなったら……(後編)



『あっ………!!!』



溝坂はうっかり球をトンネル*を
してしまい、
草むらに入ってしまった。


【*トンネル】
足の間にボールが抜けること
野球選手にとって
非常に屈辱的なミス



溝坂はボールを探そうと
草むらに向かっていった。

すると美咲がボールを既に
拾っており、
溝坂にボールを渡した。



『はいっ、先生!!

また捕り損ねたら
私が探してあげますよっ!!』



『ありがとなっ!!』



美咲の行動に感動したのか
佐久間と理恵が溝坂のところに
駆けつけた。



『溝坂監督!!
俺も練習に参加します。


球を拾ったら
こっちにボールを送ってください』



佐久間はミットを叩きながら
自分のポジションについた。


『先生っ、私も美咲と一緒に
球拾いますよっ!!』



理恵は溝坂より後ろへ走っていった。



門田は溝坂が生徒たちに
慕われてるのが
とても羨ましそうに見ていた。






『溝坂先生っ……、
俺もあなたみたいな人に
なりたいっ、』







そう思いを込めて
溝坂にボールを打ち込んだ






カキーーーン……………!!!!

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