POISON TEACHER
第5章 過去にこだわることより今から変わろうって思わねぇか
数週間後、
事件は発生した!
勝がまた万引きをしたという情報が
警察から来たのだ。
勝は職員室に呼ばれた。
無実を説明したが
聞き入れてくれなかった。
先生たちは、
『そんな手は二度食わねえぞ。』
『素直に吐いたらどうなんだ。』
職員室の先生たちは、まるで刑事の詰問をするかのようで
全く信じようとしなかった。
だが、溝坂は
『ホントだな…
お前を信じるぞ!』
職員室の先生たちは煙たい顔で見つめて来た
『溝坂先生
あなたここに勤めてばかりで知らないでしょうけど
この子は、一年の時から万引きばかり繰り返してたんですよ。
反省したフリして
何回も同じ過ちを繰り返してるんですよ!』
溝坂に文句を言ったその時、
『失礼します。』
職員室から
男性と女性が現れた。
勝の両親だった。