テキストサイズ

POISON TEACHER

第5章 過去にこだわることより今から変わろうって思わねぇか

『私は、仕事があるのでこれで失礼する。

何しろ、上の子は受験生ですからね。』

『ちょっと待った。』


溝坂は秀男を止めた。



『あんたには、
勝を守ろうとは思わないのか?』



秀男は少し考えて答えた。


『あなたも教師なら、現実を教えたらどうなんですか?
世の中、経歴でよき一生が決まるってね!!
じゃ、失礼する。』

勝は、荒れだし、外へ出た。



母の康子は溝坂に泣きながら訴えた。


『溝坂先生…
あの子を助けて下さい…!


あの子を救えるのは、

きっと先生しかいません!』



溝坂は、康子の両肩に手を当てた


暖かい目で、


『お母さん…、
心配入りません
何故なら………』



ストーリーメニュー

TOPTOPへ