
POISON TEACHER
第33章 オールスターズ共闘!!
スドドドドドド………
キュンキュンキュンキュン………
『さすがっ、
アメリカっ……
銃の装備が半端ねえぜ!!』
『ねぇ、先生………、』
『なんだ?』
鬼子母心はケガをした状態で
キャリーの中から溝坂に話しかけた
『どうしてこんな不幸ものを
助けたの……?
助かったって
いいことなんかありはしないのに……』
『バカかテメェ…、
死んだら
辛いことも楽しいことも
何もかも終わりだ!!
苦しんでるのはあんただけじゃない…
みんな悩み苦しんで
それを乗り越えて生きてるんだ!!
斉藤刑事も…
ゆうひちゃんも…
そうやって乗り越えてきた!!』
『私も乗り越えられるかしら?』
『ああっ、
乗り越えられる!!
あんたの態度次第でなっ!!』
『もし朱美が大きくなって
学校行くようになったら
教えてあげてくれますか?』
『もちろんっ!!
俺は教師だからなっ!!』
『ウッ………、ウウッ!』
鬼子母心はキャリーの中で
泣き始めた
溝坂は
キャリーを動かし新しい道へと
導くかのように必死に進んでいった……
