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POISON TEACHER

第6章 他人についてとやかく文句言うやつ程下劣なやつはいない。




ところが、
溝坂の特別授業が気に入らない生徒が1人いた。



四組の不良生徒の
荒川拓真だった。



拓真は机を蹴っ飛ばし、溝坂の胸ぐらをつかみ始めた。



『んなことして
どこが面白いんだよ!!

クソ先公!?』



四組のクラスメイトたちは、
緊張が走った。



溝坂は何も抵抗することもなく、
拓真にこう吐きつけた。



『なぁ、
拓真…、
お前つまらん授業をしてくれっていいたいのか?』



拓真は黙り込み
溝坂の胸ぐらを離した。



『こんな事話し合ったって、なんになるんだよ!!
俺らの苦しみも知らないで、
よくこんな平気で特別授業なんかできるんだなぁ!?』



『拓真…、
お前何かあっただろう?


先生はお前らの味方だぞ!』



『そうやって、
俺らに干渉して、
悪口とか流すに決まってんだよ!!』


拓真はロッカーからカバンをとりだし、


教室へ飛び出した。
『おい!拓真、待てよ!?』

溝坂は必死に止めようとするが、
あっという間に去ってった。


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