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POISON TEACHER

第39章 衝突して壊れる友情なんか本当の親友じゃねえ!!





あゆみたちは楠木を追い払い
大いに喜んだ






『やったぁぁぁーーー!!




これで思いっきり
練習できるぞっ!?』




この喜びの声は
倉庫中に大きく響いた。





『溝坂先生っ、
昨日はありがとう……



…って、あれ?




溝坂先生?』


あゆみは先生にお礼を
言おうとしたが
いつのまにかいなくなっていた。






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その頃楠木は倉庫の裏側の窓から
あゆみたちを見て
悔しい顔をし、
窓に拳を当てた





ドンッ………






『何よ私の考えや理想を
理解しないで………』






『小せぇんだよっ!!』





溝坂は後ろから話しかけ
腕を楠木の肩に回していった。





『セクハラで訴えるわよっ!!』



楠木は溝坂の手出しに
怒りを露にしたが
溝坂は全く無視をし、




『ほらよく見ろよ……』





『えっ?』






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あゆみたちは倉庫の机を持ってきて
テスト勉強をはじめた。




タカシ『楠木先生
ちょっと態度ウザイけど
言ってることは
間違ってないよ!!』


理恵『うんっ!!
勉強はしなきゃいけないんだよね
学校ってそのために
あるんだから……』




英太『そして、友達とかの
大切なことを学ぶ所でもあるんだ!!』







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楠木はその様子を見て
五人のことを
見直したようだ。




『なっ、間違っちゃいないが
抑制しすぎただけなんだよ


これからは
生徒たちの気持ちになって
指導することだな……』







溝坂はその言葉を残し
去っていった。





楠木は考えを少し改めたが
溝坂を憎んでいた。

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