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『いもしてないくせに
知ったげに
いってんじゃねぇよっ!!


ホントは籠愛して
牛耳ってんだろっ……!!』




『…………………』





溝坂の一言により
楠木は沈黙をした





『……………………』








溝坂は驚きもせず
ただ黙ってるばかりだった。






『そうよ、
私は男を利用するしかない
女よ……、




魔女よっ!!





あなたは
わかってないでしょうけどね



どんなにいい社会になっても
女は一人では生きては行けないのよっ!!



女の気持ちがわかるっ!？』





『わがまま
いってんじゃねえよ

自分の運命から
逃げてばっかだから
そう考えるんだろ!？』




楠木の目は強くにらみつけ
荷物を溝坂に叩きつけ







後ろへ去っていった。






『……………………』




















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