
POISON TEACHER
第42章 沖縄旅行なんくるないさー(楠木の過去)
「あっ………、
あなたはっ!?」
玄関にいたのは
バスガイドの小松田町子たった
「か、勝手に人の部屋に
入らないでくださいよっ!!」
『まぁまぁ……
一人で呑んなんて
つまんないんでしょ?
だから
私が晩酌の相手をしてあげるっ!!」
「はぁっーー!!」
楠木は大きく口を開けて
呆れた
(何なのよこの女
無茶苦茶で身勝手……
まるで溝坂先生みた………、
溝坂先生?
そういえば
あのとき……)
その時後ろから
グィッと腕を引っ張られた
『早くしろよっ
せっかくの女子会が
つまんなくなるだろっ!!』
町子は早速ビールを飲んで
すぐに酔っぱらった
(はやっ……!!!
どんだけ早く酔っぱらってるのよ!!
しかも人の部屋で
追い返しづらくなったじゃないの
もうこうなったら………)
楠木はもう完全に
やけくそになり
ビールを冷蔵庫から
追加をして
ガンガンと呑んでいった
「ぷはぁぁぁぁーーーっ!!
男がなんじゃーーいっ!!
見栄とか
地位だとか
sexとか
エロさと自分のことしか
考えない身勝手な生き物だーーーっ!!」
楠木の部屋は
寂しさから急変して
あっという間に
うるさくにぎやかになっていった。
