
POISON TEACHER
第6章 他人についてとやかく文句言うやつ程下劣なやつはいない。
溝坂たちは、
拓真の家に上がり
おじゃました。
拓真の母と溝坂は
誤解を解くことができ、和解した。
どうやら、客の中にストーカーまがいな客につきまとわれていたのだ。
何故かその二人は妙に気があっていた。
拓真の母は、
溝坂にとある指摘をした。
『先生って、
ホストしたことあるんでしょ。』
溝坂は一瞬動揺したかのように見えたが
『ええ、おっしゃる通りです。』
拓真やあゆみたちは、驚愕した!!
『この人は元々とある財閥の御曹司だったらしいんだけど
戸籍を捨てて
名前も変え、
この業界に入ったのよ。』
拓真は不思議そうだった。
『お袋?
まさか…、
先公知ってたんじゃ…』
『バカね違うのよ!数年前噂がながれたのよ。
勤め先の人たちには、かなりの毒舌で嫌われてたんだけど、それが客にいいパンチを浴びせてNo.1ホストになってて
なかなか追い出すことができなかったのよ。
まさか今教師になってるとはね。
それもうちの子の担任だなんて…』
拓真の母は、
溝坂に頼りそうな顔をした。
『先生…拓真をよろしくお願いします!!』
ところが拓真は
逆に反抗をし始めた。
