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『私…、若く見えるでしょ…』


化粧を落とし
素っぴんの姿になった。
その姿はとても若く母親とは思えないほど、
年齢は32で
16で拓真を産んだことになる。
そして、拓真の母は過去のことを語り始めた。


拓真の母は、
高校一年の時に、
二年生の先輩と付き合っていたが、
妊娠をしていた。

しかし、付き合った相手は、妊娠が発覚した途端
転校し逃げられてしまう、

拓真の母は
妊娠が発覚した時
拓真を産む決意をした。



ところが、学校や両親から猛反対されていた。


学校の名誉のため
無理矢理辞めさせられた。
担任の先生も最初は味方をしたが
学校の圧力により、裏切られた。


拓真の母が
家庭訪問を拒む理由は過去のトラウマによるものだった。


両親からも勘当され絶望的になったが、とあるホステスに助けられ、拓真を無事に出産することができた。


しかし、収入源も全くなかった。
就職難の氷河期で、どこにも行くとこもないため。



ホステスとして
生きる道を選んだ！