POISON TEACHER
第6章 他人についてとやかく文句言うやつ程下劣なやつはいない。
『へぇー、すごい過去だな!!』
『でも父親に当たる人
許せない!!
卑怯ものよ!!』
タカシたちは
感想を述べた。
麗奈は、拓真の母に質問をする。
『そんな道を選んで辛くはなかったんですか?』
拓真の母は
強く答えた。
『辛いことなんか
あの子の為にって、思ったら
どうってことないわ…、
母親って
そんなものじゃない ……!』
溝坂以外の皆は全員涙を流した。
『あたし…
ホステスとかには、ならないけど
もし子供ができたら…、
こんな強いお母さんになりたい!!』
麗奈は涙で顔が崩れながらも、
自分変えようと決心した。
ドンドン…!
非常に強い扉の叩く音が聞こえた。
『離せ!!
このやろう!?』
拓真の声が聞こえた。
扉が開き始め、
周囲は驚いた!!