
POISON TEACHER
第44章 沖縄旅行なんくるないさぁー(孤島のサバイバル)
晴れていた空は
暗雲に覆われていき
雨の量は徐々に増していき
風もとてつもなく強くなっていき
完全に大嵐と化した。
ビュオオォォォォォォーーーッ!!!
四組の生徒たちは
近くにある建物に避難をした。
あゆみ『沖縄って暑いイメージあったけど…』
理恵『沖縄は雨とかがとても多いの
そして、頻繁に台風の被害も受けやすい』
タカシ『じ、じゃあっ!?
溝坂先生たちはヤバイじゃん!
放っておけない
僕先生たちを探してくる!!』
愛実『あっ、ちょっと………、
………………、
……………………………………』
愛実はこの前のことで
タカシと気まずい関係となり
ずっと引きずっていた
するとアツシ、ジョンソンが
入り口の前に立ち塞がった
タカシ『お願いしますっ
そこをどいてくださいっ!!』
アツシ『それはできない相談だ
先生たちを心配する気持ちは
わかるが
沖縄の台風をなめてもらっちゃ困る
犬死にが増えるだけだ………』
『…………………』
タカシはグッと心を抑え
その場にとどまったが………
拓真が
拓真『犬死にだとっ!?
ふざけるなっ!!!
俺はガチで助けにいく
たとえ死んでも………、
なっ、何すんだ!?』
ジョンソンは
ポケットから紙を出し
拓真に薬を嗅がせて
眠らせていった。
麗奈『拓真…………』
ジョンソン『すまんな
手荒な真似はしたくないが
放っておくと間違いなく
危ないことをしかねん
しばらく大人しく
していてもらおう………』
四組たちの心配は
無くなることはなかった
四組たちは
ただ耐え忍び
待つしかなかった
