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POISON TEACHER

第46章 沖縄旅行なんくるないさー(交差する想い)

溝坂はニコッと笑い答えた。


『なんくるないさー』


町子は溝坂の根拠のない自信と眩しい笑顔に驚き止めるのを躊躇してしまった。そして、溝坂は黒い背中を見せ眩しい太陽の中に包まれるかのように消え去った。


『おいっ、止めなくて良いのか?』

『あの先生何をするか全くわからないのに…』



町子は溝坂に対する非難の声に対して強気に答える


『アイツなら絶対できる!!』

町子の芯の強いメッセージに非難の声は急に静まっていった。

『私たちは、今までバカ兵士達に対して一矢を報いれなかった。正攻法でやってきた!

でも、結果は無駄だった!溝坂は無茶苦茶な奴だけど人としての筋はちゃんとある!リスクを背負って現状を変えようとしてる私はそこに賭けたんだ!』




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