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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第17章 千葉逸樹の事情②

「それこそナンパ待ちだろ」
「そうは見えなかったよ。誰かを待ちわびる
様子だった。だから『誰か探しているの?』
って声掛けた」
「何だよ。声掛けてんじゃねーか」
「さすがの俺も不安げな女の子に
ナンパ目的で声は掛けられねーよ」
「で、かっさわれたということか。
だらしねーな」

ただ単に可愛い女の子を
ナンパしそこなったという話と
解釈した。

「だって、あいつ高校の頃からナンパや
合コンしまくりだったもんな。上手いこと
やりやがった」
「知り合いかよ」
「言わなかったっけ?てか俺、あいつと
喋ったことねーし。あいつも俺のこと
覚えてるどころか知らんだろーし」

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