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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第17章 千葉逸樹の事情②

「逸樹にも見せてやりたかったよ」

哲平がボソッと呟いた。

「何をだよ。勿体ぶるな」
「めっちゃ可愛い女の子」
「何だよそれ。どうせいつもの手でナンパでも
したんだろ」

『キミの可愛い姿を写真に収めない?』と
一眼レフのカメラをちらつかせるのが
哲平の常套手段。

「かっさわれたよ。もっと早く声掛ければ
よかった。くそッ」
「もっと早くって?」
「あぁ……それな。逸樹がインターンシップの
間、毎日正門に立ってたんだよ」

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