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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第17章 千葉逸樹の事情②

「それよりさ、うちに戻ってこない?」
「瑞穂さんにも御両親にも合わせる顔が
無いだろ」

李奈が仕組んだこととはいえ
俺は李奈を襲ってしまった身である。

「それなら心配無いよ。お姉ちゃんは
幼馴染みの所に行くだろうし」
「親御さんは?」
「逸樹くんが勝手に出ていったってことに
してある」

それならそれで俺も助かる。

けど……

「俺の想いが煮え切らないんだ。李奈が
俺を想ってくれるなら尚更のこと
ちゃんと応えたい」

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