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楔 ---KUSABI---

第1章 壱・白羽の矢

「え?」

気が付くと、部屋の景色が何時もと違っていた。
押し倒され、さっきまで立っていた畳の上に寝かされて
いるのだと解るまで、これまた数秒を要した。

まともな思考が働かないうちに、着物の衿を強引に開き、
以前とは比べ物にならない豊満になった乳房が露になると、
むしゃぶりつくように舐めまわし始めた。

触られ、舐められた所から、ゾクゾクッと電流が
絶え間なく走る。
悪寒ではなく・・・明らかに、興奮と期待。

お腹の下、脚と足の間。オンナの部分が、少しずつ切なくなる。

と、顔を上げる・・・幼馴染。
否、幼馴染という関係は既に崩れた、目の前の男。

「・・・・・・蒼(そう)」

呼ぶと、にこりと笑った。それは決意の笑み、か。

「狂ってるならもういいよな。もっと狂っちまえば。
神ってのは大体、穢れたのは嫌なはずだよな。
生娘じゃなけりゃ・・・嫌がるかもな?」

高らかに宣言した、それはやはり、決意。

裾を捲り上げ、白く艶めかしい脚が露になる。
躊躇なく手を入れ、内股を探り、その奥へ。

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