デリヘルの店長辞めました。
第4章 初めてのお仕事
初出勤の朝は面接のときと同じく
吐き気を催すほどの緊張感でいっぱいでした。
昨日の待ち合わせ場所にいって迎えに来てもらうまでずっともう帰ろうかと何度も考えました。
そんなことをぐるぐる考えているうちに迎えの車が到着。
「おはよう、スミレ。今日はよろしくな。」
そうおっさん店長に言われて
そうか、私は長谷川ではなく【スミレ】なのかとちょっと悲しくなったのを覚えています。
このお店は基本的に電話番も送迎も店長一人で行いどうしても手が回らないときに手伝いの送迎さんが入るというシステム。
待機場所は一応一つあって、そこには複数人の女の子が一緒に待機をする場所だったそうです。
ですが、私は誰か知らない女の子と待機するのも嫌だし、家から近いという事もあって面接した事務所の方で店長と待機するとのことになりました。
そこにもほんの1人2人でしたが時間違いで待機していました。
ドキドキしながら事務所へ行くと丁度ずれた時間だったのか、誰もいませんで店長と二人で待機していました。
すると10分もしないうちに電話が鳴りさっそく仕事となりました。
仕事道具は店長が準備しといてくれて持たせてくれました。