デリヘルの店長辞めました。
第10章 Cさん
今日も今日とでおっさん店長は私に
「今日はCさんからの予約だ。」
そう無愛想に話します。
「はーい。」
なんて気が緩んだ返事を私は返します。
このCさんはいつもラブホテルではなく、ビジネスホテル
3か月に一度のペースでお仕事で他県からいらっしゃいます。
このCさんとっても大柄なのに小心者で可愛らしい方でした。
いつものホテルに到着した私は、おっさん店長から言われた部屋番号に向かいます。
そして、部屋の扉の前で深呼吸をするのが日課でした。
それはこれから起こる事への自分への緊張のほぐし方。
ノックをすることなく私は部屋に入ります。
「来たわよ。」
そう私が言うと
目の前には・・・・
「本日もスミレ様をお呼び致しまして、誠に申し訳ございません!!!!
足をお運び頂きありがとうございます!!!!
よろしくお願いいたします!!!!!」
と、全裸で土下座体制のまま叫ぶように言うCさん・・・
※ここはビジネスホテルです。防音皆無。
またこの挨拶だ・・・・・
そう、Cさんは私を女王様と呼び崇めている真性のマゾさん