ヒミツの関係 SA
第4章 4 翔
4-2
いつもカメラの前では元気いっぱいの雅紀だけど、
楽屋や移動車の中では意外と静かに過ごしたりしてる。
まぁ大半は 漫画読んでるか音楽聴いてる時が多いんだけど、
時には 物思いに耽るように
遠くを見つめてる時もあって・・・
そんな時の雅紀は ドキっとするほど色っぽかったりする。
痛々しいほど痩せちまう時もあるし、
体調崩して辛そうにしてる時もある。
そんな雅紀をみると 守ってやりたいという想いが湧いてくるし、
無邪気に懐いてくるときは 可愛くて堪らないとも思う。
・・・まぁつまり平たく言って
好意以上の気持ちはうっすらと自覚してた
けど、だからこそ、俺は自分の想いを封じ込め、
がむしゃらに働き、がむしゃらに女の子に
目を向けようとしてきたんだ。
この想いがはっきりと形を作る前に
箱に閉じ込め、厳重に鍵をかけ、心の奥底に
沈めてしまわなければ、と
そしてそこから目を背けて生きて行かなければ、
と自分に課した
・・・一時は上手くいったと思ってたんだけどな・・・
でもよく考えたら 俺が抱いてみようかと選んだオトコは
雅紀とよく似たタイプだった。
すらっと細身で素直そうなあの子を・・・
俺は雅紀の身代わりにしようとしてたんだろうか。
・・・そうかもしれないな・・・
雅紀を抱く・・・
現金なもので、そう思った途端、
あの子のことはどうでも良くなってしまった
それどころか ホントにヤっちゃう前で良かった、
なんて思ってる俺。
道徳観念も貞操観念も薄いはずの俺が、
やっぱり初めての相手が雅紀であるということが嬉しい。
俺はやっぱり雅紀のことが好きなのかな・・・
いつもカメラの前では元気いっぱいの雅紀だけど、
楽屋や移動車の中では意外と静かに過ごしたりしてる。
まぁ大半は 漫画読んでるか音楽聴いてる時が多いんだけど、
時には 物思いに耽るように
遠くを見つめてる時もあって・・・
そんな時の雅紀は ドキっとするほど色っぽかったりする。
痛々しいほど痩せちまう時もあるし、
体調崩して辛そうにしてる時もある。
そんな雅紀をみると 守ってやりたいという想いが湧いてくるし、
無邪気に懐いてくるときは 可愛くて堪らないとも思う。
・・・まぁつまり平たく言って
好意以上の気持ちはうっすらと自覚してた
けど、だからこそ、俺は自分の想いを封じ込め、
がむしゃらに働き、がむしゃらに女の子に
目を向けようとしてきたんだ。
この想いがはっきりと形を作る前に
箱に閉じ込め、厳重に鍵をかけ、心の奥底に
沈めてしまわなければ、と
そしてそこから目を背けて生きて行かなければ、
と自分に課した
・・・一時は上手くいったと思ってたんだけどな・・・
でもよく考えたら 俺が抱いてみようかと選んだオトコは
雅紀とよく似たタイプだった。
すらっと細身で素直そうなあの子を・・・
俺は雅紀の身代わりにしようとしてたんだろうか。
・・・そうかもしれないな・・・
雅紀を抱く・・・
現金なもので、そう思った途端、
あの子のことはどうでも良くなってしまった
それどころか ホントにヤっちゃう前で良かった、
なんて思ってる俺。
道徳観念も貞操観念も薄いはずの俺が、
やっぱり初めての相手が雅紀であるということが嬉しい。
俺はやっぱり雅紀のことが好きなのかな・・・