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ヒミツの関係 SA

第7章 7 雅紀

7-2

翔ちゃんが 女の子と付き合うことに関しては もうどうしようもないと諦めてたのに。
男にも興味がある、と知った途端、欲を出した俺。

それも最初は ただ抱いてもらえればいい、たとえ1回だけで終わってもそれで十分幸せだと思ってたはずなのに
いつの間にかもっともっとと次を欲しがる欲張りになっていたんだな。

その結果 あろうことか 俺の身体のことを心配してくれてる翔ちゃんにあんなことまで・・・


翔ちゃんは最後 悲しそうな顔をして帰っていってしまった

ううん、悲しそうって言うのは俺の勝手な思い込みかもしれない
案外、肩の荷が下りてホッとしてたのかも


あぁ・・・これからどうしよう・・・

この若さでもう、思い出だけを胸に抱えて生きていくのかな・・・
自業自得とは言え やりきれない想いが胸の中でぐるぐるする
もっと違うこと言えばよかった
いや、それより以前に 倒れたりしないようにもっと気をつければよかった


そんなことを考えてるうちに、いつしか俺はまた眠ってしまったみたい。

朝になって迎えに来てくれたマネージャーに起こされ、
慌ただしく退院手続きをしてからロケ先へと向かう頃には、心はともかく、身体だけは元気を取り戻していた。


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